薄毛に悩む人は日本人男性の３人に1人ともいわれています。髪が薄くなったことによって自信を失い、「あの頃のような自然な髪を取り戻したい」と願う人も多いのではないでしょうか？
薄毛の進行を抑える方法としては、発毛剤や服用薬の使用、生活習慣の改善などがありますが、これらの方法では時間がかかり、十分な効果を得られない場合もあります。そのようなときに注目されるのが「自毛植毛」です。
なぜ自毛植毛が注目されているのか？
自毛植毛は、人工毛やかつらに頼ることなく、自分自身の髪を最大限活かせる手術として注目を集めています。実際に、世界中で多くの人が自毛植毛を選び、その効果に満足しています。
有名人も実践！自毛植毛のリアル
近年、多くの芸能人やスポーツ選手も自毛植毛を受けていることが話題になっています。例えば、ハリウッド俳優や海外サッカー選手の中には、密かに自毛植毛を行い、自然な髪を取り戻した人もいます。
ウェイン・ルーニー
元イングランド代表のサッカー選手、ウェイン・ルーニーは植毛を公表している一人です。20代の頃から薄くなり始めた髪の毛にかなりのコンプレックスがあったようで、1度目は2011年6月、2年後の2013年6月に2度目の植毛手術を受けています。
ルーニー選手の自毛植毛はしっかり髪の毛が定着し、サッカーのような激しい運動にも耐えうることを証明した症例で、激しいプロスポーツ選手の動きにも影響が出ないことで植毛の安心や信頼度はぐっと上がりました。
いしだ壱成
2023年3月に俳優のいしだ壱成さんがトルコのイスタンブールで植毛したことは連日テレビでも報道されました。いしださんはその時のトルコ旅をYouTubeで配信し、話題を呼びました。移植したいしださんの現在の頭髪は健やかそのものです。植毛後、映画や芝居の出演オファーが増え、仕事もプライベートもV字回復したと言われています。
西田敏行
今年惜しまれながらお亡くなりになった西田さんは、アートネイチャーのCMに起用されたこともあり、「マープソニック」という増毛法を行っていました。短時間で自然に増やせる方法は、西田さんのような多忙な役者さんにはとても向いている方法だったと言えます。
板東英二
元プロ野球選手でタレントの坂東さんは個人事務所が国税局から約7,500万円の申告漏れを指摘されたことで植毛していることが発覚しました。
約20年間に渡り植毛していたことを告白し、「かつらは経費で落ちると聞いていたので、植毛も落ちると思っておりました」とも述べたことで話題になりました。
船越英一郎
俳優の船越さんですが、バラエティ番組だけでなく、シリアスなドラマでも活躍されています。海辺で風に吹かれるシーンの時にカツラだと吹き飛んでしまうので、植毛にしたそうです。
楽しんご
タレントで整体師の楽しんごさんは、自身のインスタグラムで、トルコで植毛手術を受けたことを報告しています。
「前髪刈り上げてデコを狭くする新しい植毛して来たよー！」とコメント。施術前のビフォー画像と施術中の様子、施術後のアフター画像もアップしていました。
ミスターマリック
50歳を過ぎた頃から頭頂部の抜け毛が気になり出しはじめたというミスターマリックさん。自毛植毛について「いまの技術はすごい。年齢も関係ないし痛みもない」といった話を聞くうちに、少しづつ興味と希望が湧いてきたと自毛植毛の手術を受けた経緯を話しています。
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自毛植毛とは？
自毛植毛とは、主に後頭部や側頭部など、脱毛の影響を受けにくい部位から健康な毛根を採取し、薄毛が気になる部分に移植する手術です。この手術により、人工毛とは違い、自然に生え続ける髪を手に入れることができます。
【自毛植毛の流れ】
- カウンセリングと目標設定：薄毛の度合いや将来的な変化を評価し、植毛の計画を立てます。
- 毛根の採取：後頭部や側頭部から健康な毛根を採取します。
- 移植部分の準備：薄毛部分に小さな穴を開け、そこに採取した毛根を移植します。
- 術後のケア：毛根が定着し、健康に成長するためのアフターケアを行います。
【自毛植毛の手法】
自毛植毛には大きく分けて2つの方法があります。
- FUT法（ストリップ法）：後頭部から皮膚ごと採取し、毛根を分離して移植する方法。広範囲の植毛に適しています。
- FUE法：一つ一つの毛根をくり抜いて採取し、移植する方法。傷跡が目立ちにくく、回復が早いのが特徴です。
自毛植毛のメリット・注意点
メリット
- 自然な仕上がり：自分の髪の毛を移植するため、見た目が自然です。
- 生え変わる髪の毛：人工毛とは異なり、一度移植した毛根は生え変わりながら成長を続けます。
- メンテナンス不要：ウィッグや人工毛のような特別な手入れが不要で、日常生活に自然に馴染みます。
デメリット
- コストがかかる：手術費用は数十万円～数百万円になることもあるため、事前に予算を計画する必要があります。
- 施術後のケアが重要：植毛後の管理を適切に行わないと、定着率が下がる可能性があります。
- 即効性はない：植毛した髪がしっかり生え揃うまでには半年から1年ほどかかります。
自毛植毛をする前に検討しておきたいこと
- クリニック選び：複数のクリニックを比較し、信頼できる医師のいる医院を選びましょう。
- 手術費用：決して安くはない金額が必要となりますので、事前にコストと予算を比較し、納得のいく計画を立てましょう。
- 毛量の配分プラン：どの部分にどれだけの髪を移植するか、信頼できる医院でシミュレーションしてもらいながら納得のいく計画を立てましょう。
- 術後のケア：手術後のケアが成功の鍵。適切なアフターケアの方法を確認しましょう。
まとめ
自毛植毛は「本当に効果があるの？」と疑問に思う人も多いかもしれませんが、成功事例や有名人の実践を見てもわかるように、多くの人が満足する結果を得ています。
ハゲンワシとしてはまずはAGA治療に推奨されるフィナステリド又はデュタステリド、筋膜ほどき等を試してみることをお勧めしますが、それでも効果が見られない場合、もしくは治療に長い時間をかけたくない場合は、自毛植毛も一つの選択肢になると思います。しっかりと情報収集を行い、自分にとって最適な方法を選びましょう。
薄毛に悩む人にとって自毛植毛は有効な解決策の一つです。自然で健康的な髪を取り戻すために、あなたも一歩踏み出して理想の髪を取り戻してみてはいかがでしょうか？
