AGAの真実

独自のAGA改善方法「筋膜ほどき」とは?筋膜の巻き戻し方法を解説!

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私がどうやってAGA(男性型脱毛症)を巻き戻したのかを、自身の経験と研究を基にこの記事で解説していきます。ハーゲン脱理論を理解していれば単純なことですが、ねじれてしまった筋膜を逆巻きすればいいだけなのです。言うのは簡単ですがこれが思った以上に難しく、大変な時間と労力を要する作業でした。

私はメリットもデメリットも両方経験しましたので、まずはこちらの記事でその内容をご理解いただいた上でご自身のご判断において挑戦してみてください。

筋膜ほどき-初期 堅結びを緩める

では実際に「筋膜ほどき」の手順を説明します。

前提としてAGAの進行を止める

筋膜ほどきを始める大前提としてAGAの進行を止めなくてはなりません。私はまずフィナステリドを服用することでAGAの進行を止めました。服用をやめるとまたAGAの進行が再開してしまうので今でも服用を続けています。これから服用を始められる方は信頼できるクリニックで診断を受け、用法・用量を守って正しく服用ください。

フィナステリドの他にドゥタステリドという薬も同じような効果が期待できると思いますが私は試したことがないのであまり参考情報を持っていません。どちらのAGA治療薬も5-α還元酵素を阻害して、テストステロンがDHT(ジヒドロテストステロン)に転換されるのを抑制する効果があり、結果として抜け毛の進行を止めるとされています。

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フィナステリドは筋膜ねじれの進行を止めるというような効能の記述はありません。しかし、私はフィナステリドを服用し始めてから筋膜ねじれの進行も止まったな、と感じたため、何かしら関係があるのではないか?と考えています

DHTが毛母細胞の受容体と結合して生成されるTGF-βは多くの細胞種に対して増殖抑制、細胞分化の誘導などにも寄与することが明らかにされています。コラーゲンのような結合組織には合成・増殖を促進することが報告されており、TGF-βが筋膜の主成分であるコラーゲンに対しても何らかの形質転換を促進していてもおかしくないと私は考えています。(科学的に解明されているものではなく、あくまで個人的見解ですので誤解ないようにお願いします)

固まった頭皮をほぐす

AGAの進行を止めたらガチガチに固まった頭皮をほぐしていきます。正確には頭皮の下層にある帽状腱膜(筋膜)がねじれて固まっているので頭皮マッサージをして柔らかくします。荒れ果てた土地を掘りおこして水を撒いて耕すイメージです。頭皮マッサージで固まった頭皮をほぐし、血液を筋膜に流し込むような下地作りをしていきます。この際、爪を立てて引っかいたり頭皮をたたいて血流を上げることはしないでください。頭皮がダメージを受けてしまうので毛髪の成長を阻害することになってしまいます。基本的に手の平を当てて前後左右、もしくは円を描くように揺すります。

できるだけ毎日1時間以上は行いましょう。できない日もありますがその場合は寝る前の3分でもいいので継続することが大切です。おおよそ6~12か月継続すると筋膜に血液が流れて柔らかくなり、筋膜のねじれを逆回転させる準備が整います。

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私の経験では約8か月目に百会の柔らかくなった部分を中指の腹で押さえながら前方に強く引いた状態を20秒ほどキープし、パッと離した瞬間に首の後ろから頭皮全体にぶわっと血液が流れ込む体感をしました。この時が私にとって初期段階を終え、中期へ移行した瞬間でした。

筋膜ほどき-中期 堅結びをほどく

中期に入ると実際に筋膜が頭皮の下で動いているのを感じることができます。筋膜は糸状、またはひも状の形状で必ずある方向にだけ動きます。その一定方向が元々AGA発症前にあった位置であり、微弱ながら引っ張られるように戻ろうとする力が働きます。(フィナステリドでAGAの進行を止めている前提です)ただし放っておいても自然に戻ることはありません。この戻ろうとする力に逆らわずアシストするように素直に初期で行った頭皮マッサージを継続します

筋膜の動く範囲が徐々に広がっていく

私の場合は上から見て反時計回りに戻ろうとする力が働いていましたのでその方向にひたすらマッサージを行いました。ただし、回転方向には個人差があると思います。動く範囲は次第に頭部全体に広がっていき、筋膜のひもが1本につながる状態になっていきます。この頃から実際に毛根も元の位置に戻り始めてAGAによる薄毛が元通りに戻っていくのを実感しました。ただし先にも述べたようにAGAが進行した過程と全く逆の巻き戻し順序を辿ることは困難なので私は毛の流れが少し不自然な生え方になってしまいました。

ねじれは3次元に交差・絡み合っている

ねじれはきれいに円周上に巻いているとは限らず、複雑に交差したり絡み合っています。特に首の後ろの複数の筋肉が重なっている部分はねじれが頻繁に折り返したり交差しています

特に筋膜のねじれが複雑に交差・絡み合っている首の左後方部分

またねじれは何層にも重なっていることもあるため、表面のねじれを解消できたからと言ってその下層にも眠っていることがあります。絡み合っていてはねじれを解消することはできないため、この中期ではできるだけ交差している部分を緩めることが大事です

私の場合は後頭部や耳の後ろ辺り(特に左耳の後ろ)にねじれが蓄積していたので後頭部から筋膜のひもを輩出して頭頂部の薄毛部分に持ってくるように意識しました。当時は後頭部にあるコブが筋膜を巻き取っている中核と思っていましたが、ねじれはさらに首を経由して肩甲骨につながっていたことに後期になってから気付きます。

よって中期の頃から肩甲骨や肩を回したり、整体やマッサージを受けて肩回りを柔らかくしておいた方がいいでしょう。普通に町中にあるマッサージ屋で十分ですし、ご家族がいる方はご家族に揉んでもらうのでもいいと思います。私は肩甲骨につながっているとに気付くのが遅く、中期に約1年の時間をかけてしまいました。

筋膜のうずが頭皮全体に広がり、さらに首から下の筋膜につながれば中期は卒業です。いよいよ後期へと進みましょう。

筋膜ほどき-後期 ねじれをほどく

後期に入って「あと少し」と喜びたいところですが、実はまだ5合目辺りです。初期・中期は筋膜のねじれを巻き戻す準備を整えたにすぎず、ここから本格的に筋膜のねじれを巻き戻していきます。

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ねじれ張力を体から外へ排出する

頭部のねじれを巻き戻しても、そのねじれ張力は首から肩へと移行し、次に肩のねじれを巻き戻しても上腕へと移るだけで体の中からねじれは解消できません。ではどうすればねじれ張力を体の外へ輩出できるのか、というと体の末端にある手首を回すことで最終的に体からねじれ張力が出ていきます。手首を回して初めて次の2回転目、3回転目へと巻き戻しが進むのです

おそらくですが、AGAが進行する過程で日常生活における手首や肩を回す動作によって少しずつねじれが体の中へ入って蓄積してしまったと考えられます。筋膜ほどきではこれを逆回転させるわけですからそれまでに蓄積してしまった分の巻き戻し回数が必要となります。また手首の回転方向は最初から最後まで基本的に一方向です。まずは自分の回転方向を正しく把握しましょう。

正しい手首の回転方向

手首を両方向(時計回り・反時計回り)に回転してみて頭部の筋膜が中期の頃に回っていたのと同じ方向にスッと素直に動く方向が正しい回転方向です。常に頭部(帽状腱膜)のねじれが緩む方向を意識して進めてください。逆に回転すると頭部の筋膜は動かず、なんだかきつい感覚があるので間違いだと気付けるはずです。もし見つけられない場合は腕を上げたり、肘を曲げたり体勢を色々と変えて試してみましょう。

私の場合は右の手首=時計周り、左の手首=反時計回りでした(腕を前に伸ばして自分から見た回転方向)。私は右の肩甲骨の内側奥深くに慢性的な肩こりがあり、これが筋膜のねじれを引き起こしている中核でした。そのため、右手首の回転数の方が最終的に左手首より多く回す必要がありました。

筋膜のねじれが緩むイメージ
※実際にはもっと複雑に交差したり折り返したりしています

手首の回転方向が見つかったらあとはひたすら同じ回転方向に手首を回し続けるのですが、やみくもに回してもねじれは解消しません。ねじれの位置や方向によって腕やひじの角度を調節して適切な力点を見つける必要があります

初めのうちは全体を巻き戻すことはできないので筋膜が動く一部でいいのでそこを集中して巻き戻しましょう。一部を緩めるとまた他の部分が動くようになりますので少しずつ巻き戻せる筋膜の範囲を広げていくイメージです。どのひじの角度が正解というのは本人が体で感じて、その時に一番スッと筋膜を戻せる体勢を自分で見つけるしかないです。またねじれの位置と状態によって1か月単位くらいで適切な力点は徐々に移っていきます。手首を回す位置(力点)は様々で首の後ろやあごの下、腕を上げてみる、背中に回してみる等、色々な力点を自分なりに見つけることが必要になります(空間認知能力)。

作用点=頭部筋膜のねじれ
支点=肩こり(ねじれの中核)
力点=手首の回転位置、回転方向

適切な力点は頭部(帽状腱膜)の動きが頼り

後期では自分の体の中で筋膜がどの位置でどの方向にねじれているのかが感じ取れるようになります。この頃には「ハーゲン脱理論」が疑いようもない事実であることを理解できると思います。しかし首から下の筋膜の動きはなかなか自分でも認識しづらいです。一方で頭部の帽状腱膜の動きは手で触りながら行うと比較的わかりやすいので頭部の筋膜の動きを頼りにしましょう。

また右手首と左手首はできるだけ同時に回しましょう。経験上、片方の回転だけでは戻せなかったねじれ部分も両手首を同時に回すことで進められることが多々ありました。それでも進みづらい場合は手の平をグー・パーしながら回転してみましょう。後期においてはグー・パーすることでそれがポンプのような役割を果たし、筋膜ほどきが順調に進むことがありました。

筋膜は体の表面のみではなく、筋繊維や器官、骨の関節などとも連結していて3次元的に全身を覆っています。筋膜のねじれも当然立体的につながっており、体の中で複雑に湾曲・交差・絡み合っています。部分によっては体の中を貫通しているように感じることもあります。目には見えない体の中のねじれを感じ取るのはかなり難しいです。おそらく個人差があり、ねじれ方も人それぞれだと思います。私にとっては特に胸部以下のねじれはほとんど感じ取ることができず、想像を働かせるしかありませんでした。

分からない中ではありますが、もしかしたら下半身にも筋膜のねじれが伝線しているかもしれないと思い、寝る前に腰、股関節、膝、足首もできるだけ回してみることにしました。下半身は正しい回転方向が全く分からないのでかなり当てずっぽうです(自分が快適と直感的に感じた方向)。これは効果があったかどうかは定かではないのですが、手首と同じ理論であれば、足首からもねじれ張力は輩出できるはずです。

できるだけ全体を均一に巻き戻す

筋膜ほどきを進めていくと体の中の複数個所でねじれを解消できるようになります。どこのねじれから巻き戻せばいいのか迷うこともありますが、一か所を集中せずにできるだけ複数個所を均一に巻き戻すことをお勧めします。AGAが進行した過程と真逆の順序を辿るのが理想的ですがそんな記録は誰も持っていないので、できるだけ全体的に均一に進めるという理屈です。

私は一点集中してしまったためにその後行き詰ってしまうことがありました。筋膜ほどきが行き詰ってしまったら1日置いて寝てみる、またはマッサージを受けることで先に進めることがありました。寝ることは日中とは異なる重力や血の巡りによって巻き戻しすぎたねじれ張力を自然に周囲に分散させる効果があると感じました(単に時間をおいて自然修正を狙うもの)。またマッサージは特にねじれが交差する部分でそれ以上進めなかった場合に止まった部分を開通させてくれる効果があると感じました。実際にマッサージ直後は今まで巻き戻せなかった部分が動き始めることが何度もあり、とても好調だったので私は2~3週間に1回くらいのペースで街中のマッサージ屋さんにお世話になりました。

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後期の終盤に体のねじれが全て1本につながると筋膜ほどきのスピードは加速します。今までになかった早さでどんどんと巻き戻しを進めることが可能になるので初めのうちは少しずつでいいので地道に継続しましょう。

長期戦は覚悟し、忍耐強く継続

かなりの長期戦の中で何回か筋膜の位置がグイっとずれるのを感じることがあります。「やった、元に戻った」と思いがちですが、また巻き戻せる筋膜がその奥から出てきてかなりエンドレスに感じます。「いつになったら終わりが見えるのだろう」と心が折れそうになりますが、AGAは確実に改善に向かっているのと、中途半端に巻き戻った筋膜が残っているのが気持ち悪く、私は後には引き返せない思いで諦めずに続けるしかありませんでした。

何兆回転か数えきれない程の途方もない闘いですが、最終的にこれ以上巻き戻す筋膜が感じられなくなる終着点があります。そこまで辿り着けたらおめでとうございます、あなたもAGA覇者です

私が「筋膜ほどき」によってAGAを克服した証拠写真はこちらの記事で公開しています。

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