ハゲンワシの研究と経験を基に正直に解説しますが、「筋膜ほどき」は誰にでもお勧めできるという訳ではなく、デメリットも経験しました。まだ不確実な点が多く、おそらくAGA(男性型脱毛症)の進行具合やタイプによって個人差もあると思われます。もし同じような経験をされた方がいらっしゃいましたら是非情報をお寄せください。
前提となるハーゲン脱理論については、こちらの記事をご覧ください
ハゲンワシが経験したメリット・デメリット
まず初めに私が経験したメリット・デメリットを下記しますのでこれから挑戦される方は参考にしていただいた上で各自のご判断において行ってください。これらは私が経験した事実を正直ベースで無料公開するものです。一人でも多くの悩み解決につながれば幸いです。
私が体感したメリット
私が体感したデメリット
デメリットの部分をもう少し詳しく説明します。
約4年もの長い歳月を要した
期間の目安はAGA進行度や取り組み頻度により個人差はあると思いますが、おおよそ以下の通りだと思います。
初期 6~12か月
中期 9~18か月
後期 12~24か月
合計 約3~5年
私はちょうどコロナ禍のステイホーム期間中に家でTVを見ながらひたすら筋膜ほどきを実践していました。家の外では恥ずかしくてできないのでこの期間中でなければもっと時間を要していたかもしれないです。筋膜ほどきは何百・何千回転の話ではなく、何億・何兆回転したか覚えていないくらい気が遠くなる逆回転数が必要でした。
広告改善途中は不自然な生え方になった
AGAが進行した過程と全く逆の順番で巻き戻せればいいのですが、そう簡単にはいかず均一に毛根の位置を戻すことは困難です。このため改善途中は頭の一部が不自然な生え方に見えてしまい、カツラを被っているか植毛に失敗したかのような変な髪形になってしまう期間がありました(自毛なのですが)。何とかヘアセットでごまかせる範囲で筋膜ほどきを継続すれば徐々に自然な髪の生え方に近づいていきます。
私がAGAを克服した証拠写真はこちらの記事で公開しています。
一時的に首や肩関節にやや痛みを感じた
また一時的に(長くても1か月くらい)肩関節や首関節が少し痛む期間がありました。これは筋膜のねじれ張力が関節を引っ張ることで正常な位置からズレて痛みが出る現象と思われ、筋膜ほどきを進め、ねじれを緩めることで次第に痛みは消えていきました。日常生活にはほぼ支障がない程度の痛みでしたが、ゴルフ等のスポーツをされる方は注意した方がいいと思います。
以上、不安ばかり煽ってしまいましたが、私にとってはメリットの価値の方がはるかに大きく、筋膜ほどきをやってみて良かったと思っています。自身のコンプレックスがなくなったことで自信も沸き、精神的にプラスの影響を与えてくれました。感じ方は人それぞれだと思いますのでご自身の幸福感と照らし合わせてご自身でご判断ください。
筋膜ほどきが向いている方
筋膜ほどきを実践するには以下の能力を有している方が望ましいです。
継続力・忍耐力
あきらめずに粘り強く最後まで成し遂げる継続力・忍耐力が必要です。
数年かかる長期戦ですのでもし途中で挫折してしまうと前項のデメリットが半永久的に残ってしまう恐れがあります。私も取り組み期間中はエンドレスに感じ何度か挫折しかけましたが、必ず到達点はあるはずと信じて継続しました。
空間認識能力
空間認識能力とは、物体の位置・向き・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が3次元空間に占めている状態や関係を正確に把握、認識する能力のことです。
筋膜はレントゲンにもCTにも映らないため、可視化ができません。そのため自分の体の中で目に見えない筋膜の位置やねじれ方向を正しく頭の中で把握し、正しい方向に巻き戻す必要があります。こうねじれているからこの方向に回す、といったように物体の論理的思考とも言い換えられる能力です。とはいっても私も空間認識能力が突出して高いわけではありませんので、一般平均以上の感覚があれば十分と思います。例えば以下のような3次元空間を頭の中で思い描く問題を解くのが得意な方は「筋膜ほどき」に向いています。
筋膜は体の表面のみではなく、体の中で3次元的に存在しています。筋膜のねじれも立体的につながっており、体の中で複雑に湾曲・交差・絡み合っています。実際に筋膜ほどきの中期以降ではこの筋膜の位置やねじれ方向を感じ取り、目には見えない3次元空間を頭に描きながら進めることになりますので空間認識能力が大切になってくるのです。
空間認知テストの答え: ④、 b、 53個
植毛・増毛をされていない方
植毛や増毛をすでにされている方は筋膜ほどきを実施しないでください。
該当される方はすでにAGAの悩みも概ね解決できていると思いますので心配はないと思いますが、「ハーゲン脱理論」では毛根の移動がAGAの原因という前提で「筋膜ほどき」により元の位置に戻すことを目的としています。
このため、毛根が移動した状態で人工的に植毛・増毛されている場合は元の位置に戻すことで逆に不自然な生え方や、せっかく植毛した毛髪が死滅する恐れが考えられるため、お勧めすることができません。
筋膜ほどきの具体的な方法は、次の記事をご覧ください。