AGAの悩み・疑問

フケやかゆみはAGAと関係あるの?その原因と頭皮ケアを解説!

Title 17.1
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結論から言いますと、フケやかゆみはAGA(男性型脱毛症)と直接的な因果関係はありません。しかし、フケやかゆみは頭皮トラブルの兆候として現れることがあります。

フケやかゆみは様々な要因が絡み合って発生しますが、一般的には不規則な食生活や睡眠不足などの生活習慣や、頭皮へ使用するヘアケア製品による刺激も原因のひとつと考えられます。また、頭皮に常在しているフケ原因菌「マラセチア菌(カビ)」もフケ・かゆみの原因の一つであることが分かっています。このマラセチア菌は皮脂をエサに増殖します。洗髪が不十分で洗い残しがあったり、頭皮の皮脂が増えてしまうと、このマラセチア菌も増加し、フケ・かゆみの原因となることがあります。この他にも犬や猫などのペットを飼育している方の中にはペット由来の白癬菌による頭部白癬も原因となることがあります。

この記事では、薄毛アドバイザーの研究と経験を基にフケやかゆみの主な原因と、それらに対する効果的な頭皮ケアについて詳しく説明します。

フケ症には大きく分けて2種類ある

頭皮の悩みのひとつであるフケには、大きく分けて2種類あります。カサカサ・パラパラする乾性型と、ベタベタ・ベトベトする湿性型です。まずはフケの状態をよく観察して、どのタイプかを判断することが大切です。

乾性フケ(カサカサタイプ)

乾性型は皮脂不足が原因で、洗髪のしすぎや、洗浄力の強いシャンプーの使用、頭皮の乾燥からなると考えられます。

過度な洗髪や洗浄力の強いシャンプー剤によって皮脂が必要以上に落とされると、潤いがなくなり、乾燥した頭皮の免疫力が低下、ターンオーバーのリズムが早まって未熟な角質細胞まで剥がれ落ちるようになります。もともと乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすく、乾性フケになりやすいと言えます

脂性フケ(ベトベトタイプ)

湿性型のフケは過剰な皮脂が原因とされており、洗髪が不十分であることや皮脂の分泌が過剰になり、フケ原因菌「マラセチア菌(カビ)」が増殖していることで起こるとされています。

洗髪不足などで皮脂が過剰にある場合は、皮脂を栄養とするマラセチア菌や細菌も必要以上に増殖します。これによって地肌が刺激を受け、ターンオーバーが乱れて大量のフケが発生します。落としきれていない皮脂は酸化が進み、ほこりや汚れを吸着し、古い角質とまざりあってベトベトした脂性フケとなります。もともと脂性肌タイプの人は、頭皮に皮脂や汗が人より多く発生するため、脂性フケになりやすいと言えます

脂漏性皮膚炎の可能性もある

フケ・かゆみの原因は脂漏性皮膚炎という皮膚病の可能性もあります。
脂漏性皮膚炎は「乳児型」と「成人型」がありますが、正しいスキンケアを行うことで自然に治癒する乳児型とは異なり、成人型は症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すと言われています。特に、皮脂の分泌が盛んな40代以降の男性に多いといわれています
脂漏性皮膚炎の症状は頭や額の生え際など、皮脂の分泌が盛んな部位によく見られます。初期症状として、頭皮の毛穴に赤みや湿疹がみられ、フケやかゆみが出現することもあります。

特に、湿性型のフケは、脂漏性皮膚炎の初期症状または軽症の脂漏性皮膚炎ともいわれており、注意が必要です。皮膚病の可能性も考え、フケやかゆみが気になる場合には、皮膚科を受診することをおすすめします。

健やかな頭皮を保つために

フケ症など頭皮の炎症を放っておくと、脱毛につながる場合もありますので、日頃から正しい頭皮ケアをすることが大切です。これはAGA(男性型脱毛症)の原因とは異なるものですが、同じ時期に併発すると薄毛が進行しやすくなりますので要注意です。

適切なシャンプーの選択

自分の頭皮タイプに合ったシャンプーを選ぶことが重要です。乾燥した頭皮の場合は保湿成分が豊富なものを、脂性の場合は皮脂をコントロールする成分が含まれたものを選びましょう

シャンプーをする際には、フケ原因菌であるカビの増殖を抑える成分である抗真菌成分「ミコナゾール硝酸塩」が配合されているシャンプーやリンスをおすすめします。
皮膚は弱酸性ですが、リンスはカチオン成分を多く含み頭皮のイオンバランスを保ち静電気防止効果もあることから、シャンプーをしたらリンスを併用することもおすすめします。炎症がある場合には、低刺激性のものを選ぶとよいでしょう。

過度な洗浄の回避

過度な洗浄は頭皮のバリアを破壊し、乾燥や刺激を引き起こす可能性があります。適切な洗浄を心掛けましょう。

洗髪の回数は皮脂の分泌量や季節によっても変わってきますが、洗髪後、6~24時間で頭皮の皮脂は洗髪前の量に戻るといわれているため、毎日もしくは一日おきのシャンプーをおすすめします

適度な保湿

乾燥した頭皮には、適度な保湿が必要です。無香料の保湿剤や頭皮用のオイルを使用して、頭皮を保湿しましょう

ほどよく頭皮の血行を促進し、頭皮環境を整えるためには、洗髪の前または就寝前に頭皮マッサージをするのもおすすめです。頭皮が乾燥しがちな人は、ふけ・かゆみを抑える成分の入った頭皮用ローションなどをつけてからマッサージするのもよいでしょう。

頭皮マッサージの手順1-2
頭皮マッサージの手順3-4

ヘアケア製品の適切な使用

ヘアスタイリング製品やヘアカラー剤などの化学物質を頭皮に直接使用する場合は、頭皮への刺激を最小限に抑えるために注意してください。また紫外線の浴びすぎも皮脂が酸化して地肌を刺激してしまいますので日差しの強い日は帽子をかぶるなど心掛けましょう。

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健康的な生活習慣の維持

ストレスや不健康な食生活は頭皮トラブルを引き起こす原因となりますので、生活習慣を見直すことも大切です。ストレスや睡眠不足を避け、食事にも気を付けましょう。特に、ビタミンB群を多く含む食べ物(豚肉・ほうれん草・牛乳・レバー・しいたけなど)を採るように心がけ、脂っこいものや甘いものの摂りすぎには注意しましょう。またかゆみの強いときには辛いものなどの刺激物は避けることをおすすめします。

以上のポイントを押さえて、適切な頭皮ケアを行うことで、フケやかゆみの解消や予防に効果的です。しかし、頭皮トラブルが長期間続く場合や悪化する場合は、皮膚科専門医に相談することをおすすめします。

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湘南美容外科クリニック(AGA治療・自毛植毛)
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